移動火葬炉・ペット火葬炉の製造・販売

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京滋エンジニアリングのペット火葬炉の特徴

特許と実証結果
KHY-1300型火葬炉

臭いゼロ。煙ゼロ。有害物質も出さない優れたペット火葬炉

弊社は火葬炉メーカーとして、ペット火葬炉・ペット火葬車・移動火葬車の製造・販売を業とし、「煙も臭いも有害物質も出さない動物火葬炉」を皆様に提供させていただいております。この「煙も臭いも有害物質も出さないペット火葬炉」は単なる謳い文句・セールストークではなく、実際に「煙も臭いも有害物質も出さない」ペット火葬炉であり、それゆえに平成30年8月30日に特許査定(特許出願番号:特願2015-187705)を特許庁より賜ることができました。今回はこの弊社の動物焼却炉につきまして、以下のようにご紹介させていただきます。

第1

特許の取得とその内容について

まずは弊社が取得しました特許についてご説明させていただきます(詳しいことは特許情報サイトである「特許情報プラットフォーム」に上記特許出願番号を入力していただくことでご覧いただけます)。
特許を取得した火葬炉

弊社のペット火葬炉特許出願の趣旨

弊社は、「悪臭、有毒ガス、煙を出すことなく燃焼排ガスを煙突から排出できる(ペット)火葬炉を提供する」ということを課題・趣旨として特許の出願をいたしました。

弊社ペット火葬炉のコンセプト

ペットは単なる飼育動物ではなく家族の一員であること、この家族の一員であるペットが亡くなられた際に、丁重な火葬を行うためのペット火葬炉を提供することということです。

弊社のペット火葬炉の基本構造

上の課題・趣旨・コンセプトを実現すべく、弊社のペット火葬炉は以下のような構造を備えております。

    1. ペットのご遺体を一次燃焼バーナーで火葬する主燃焼室
      なお、一次燃焼バーナーは、主バーナーと副バーナーで構成され、各バーナーから放出される火炎が燃焼室の中央部で直交交差するように設置されています。
    2. 主燃焼室の上部に配置され、主燃焼室で発生し流入した燃焼排ガスを二次燃焼バーナーで燃焼する二次燃焼室
    3. 二次燃焼室で燃焼された燃焼排ガスを排出する煙突

「悪臭、有毒ガス、煙を出すことなく燃焼排ガスを煙突から排出できるペット火葬炉」のための課題とその克服

(1)課題
ペットのご遺体を火葬するためのものであるため、ご遺体の脂肪やたんぱく質などが燃焼される際に悪臭が発生しやすく、また、ダイオキシンなどの有毒ガスも発生するおそれがあるうえ、火葬炉の煙突から煙が立ち昇りやすくなるということがあります。
(2)課題の克服

①課題の原因
悪臭・有毒ガス・煙は、ペットのご遺体の脂肪やたんぱく質等が完全燃焼していないために発生するものです。

②課題の克服とそのための方策
一言でいえば、上の「完全燃焼」を実現し、悪臭・有毒ガス・煙を発生しないようにすることです。そのための方策として、

    1. ペット火葬炉の燃焼効率を高めるため、ペットのご遺体を火葬する一次燃焼室・主燃焼室の上に二次燃焼室を設け、主燃焼室で発生した燃焼排ガスを二次燃焼室に流入させ、二次燃焼室内で燃焼排ガスを二次燃焼させて燃焼効率を高めるという構造にしました。
    2. ただ、①のような構造は、ペット火葬炉として広く採用されている構造ですが、従来のペット火葬炉の構造では、二次燃焼室に流入した燃焼排ガスは、上昇気流ですぐに煙突から排出されるおそれがあり、これでは二次燃焼が不十分になって完全燃焼されず、悪臭や有毒ガスを完全に抑えることが困難であり、また、煙が全く立ち昇らないようにすることも困難であるという課題がありました。
    3. そこで、弊社は、②の課題を克服するため、二次燃焼室を縦隔壁で仕切って水平に蛇行する燃焼流路として形成しました。従来のペット火葬炉は、二次燃焼室において、上下方向に蛇行する流路として形成されており、その場合には、主燃焼室から流入した燃焼排ガスが上昇気流により短時間で燃焼流路を通過して二次燃焼を十分に行うことができないという欠点がありましたが、これを克服しました。つまり、弊社の火葬炉では、主燃焼室から流入した燃焼排ガスが二次燃焼室内で水平に蛇行する流路に沿って流れている間に完全燃焼させた状態となり、その完全燃焼させた燃焼排ガスを煙突から排出することができるというもので、これにより悪臭、有毒ガス、煙をほとんど出すことなく燃焼排ガスを排出することが可能になったものです。

弊社のペット火葬炉が「悪臭、有毒ガス、煙を出すことなく燃焼排ガスを煙突から排出できる」ペット火葬炉であること

以上のようにして、弊社のペット火葬炉でペットのご遺体を火葬させた場合、主燃焼室で一次燃焼させて生じる燃焼排ガスを二次燃焼室で上記のような燃焼流路で二次燃焼させ、ほぼ完全燃焼させた状態で煙突から燃焼排ガスを排出することができます。これにより、煙突から煙が立ち上がることはなく、悪臭と有毒ガスが出ることもありません。弊社のペット火葬炉は、周囲に迷惑をかけたり環境に影響を与えることなく、住宅地においても設置することができるものとして、今般、特許庁により特許査定をいただいたものです。

KHY-1300型の火葬炉

第2

実証結果

1 検査数値

エコサイエンス社の

弊社は、帝人エコ・サイエンス株式会社様に、弊社のペット火葬炉から排出される物質及び臭気の指数の調査を依頼し、以下のような調査結果をいただいております。以下の数値は、弊社のペット火葬炉において、大型犬を火葬し、その際に排出された物質等を検査したものです。

    1. ばいじん 実測濃度 0・005g/㎥n未満、換算濃度 0・005g/㎥n未満
    2. ダイオキシン類 毒性等量 0・00040ng-TEQ/㎥n
    3. 臭気 臭気指数 21
資料のイメージフォト

基準数値

    1. ばいじんの排出基準0・15
      この基準から、弊社のペット火葬炉が稼働した際に排出されるばいじん上記数値はその30分の1以下となります。
    2. ダイオキシンの毒性等量の排出基準5
      この基準から、弊社のペット火葬炉が稼働した際に排出されるダイオキシンの毒性等量の上記数値はその10万分の8となります。
    3. 2号基準の臭気指数30をクリア(なお、帝人エコ・サイエンス様からは、臭気強度につきましては、6段階のうちの下から2番目の「やっと感知できる臭い」である臭気強度1の評価をいただいております)

2 結果

以上の弊社のペット火葬炉から排出される物質・臭気の数値結果は、弊社のペット火葬炉においてペットのご遺体を火葬した際に、完全燃焼によって悪臭原因気体が高温燃焼することにより、ほとんど二酸化炭素、水蒸気になるので無色・無臭になること、その際に生ずる可能性がある窒素酸化物(NOx)、亜硫酸ガスも完全燃焼でほとんど排出されないことによるものと思料されます。この調査により、言葉だけではなくデータとして、弊社のペット火葬炉やペット葬儀車・移動火葬車の安全性を証明いたしました。
ペット葬祭業として、これから開業される方も安心してお使いいただけます。

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