『多頭飼育崩壊』という言葉をご存じでしょうか? 多頭飼育崩壊とはペットを多頭飼育した飼い主が無責任な飼い方によって異常な繁殖の末に飼育ができない状態を指します。 飼い主の都合でペットが劣悪な環境におかれることを想像すると、心が痛くなりますね。 東京都では4月14日に多頭飼育崩壊と見られる女性がペットを虐待した疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは東京都大田区の桑添亜紀容疑者(46)です。 桑添容疑者は今月、自宅で飼っていた犬5匹を糞が溜まった状態で放置し、そのまま餌を与えず衰弱させ虐待したとして動物愛護法違反の疑いが持たれています。 桑添容疑者の自宅からは24種類58匹の動物が発見されました。 桑添容疑者は以下の様に話しています。 「コロナ禍で趣味の旅行に行けなくなり、 その分のお金をペット購入にあてた」 「週に一回掃除をしていたが、動物が多すぎて手が回らなくなった」 58匹の動物は現在、民間の団体が保護しているとのことです。 コロナの影響により家で過ごす時間が増え、ペットを飼う方が増加しました。 しかし、ペットは生き物です。 「趣味で飼いたい」という理由だけでなく、ペットの命に責任が持てるのか、お世話が十分できるのかを考えた上で飼育する必要があります。 今回のような痛ましい事例を減らすためには、飼い主がマナーを守り責任ある行動を心がけることが大切だと考えます。 ペットを飼っている方や飼うことを考えている方には今回のお話を参考にしていただきたいと思います。