爬虫類や両生類は、哺乳類や鳥類とはまた一線を画すお骨や火葬の特徴があります。
まず、骨の数に差が大きく、特にヘビは生物学的にもお骨の数が大変多い種別です。爬虫類・両生類の多くは口を大きく開く為、頭骨の形状が哺乳類などとは大きく異なります。火葬でも身体における脂質の量が少ない為、大型の爬虫類・両生類には火葬時間は比較的長くなるケースもあります。カメの場合は甲羅の基礎はお骨で出来ていますので、火葬後は甲羅のパーツが残ります。甲羅のお骨は質量がありますので、収骨するとそれなりの量になります。同じ種類でも飼育年数によっては非常に大型になる個体も多く、火葬の際骨格・体格に合わせて火葬の設備(専用ベッドや目の細かい網の追加など)を整えることも重要です。魚類の場合、お骨が大変軽いので火葬は繊細さを求められますが、大型の古代魚やアロワナ、ナマズなどは比較的お骨が太く綺麗に残りやすいです。トカゲ、イモリ、ヤモリ、イグアナ、カメ、ヘビ、ウーパールーパー、熱帯魚、淡水魚など、極小~大型まで種別は多岐に渡ります。よりご家族様に合ったペットセレモニーになるよう、それぞれの種別の特性に合わせた柔軟でより性能の高い火葬に努めていきたいです。