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<正しいペット火葬炉の選び方2>

[選び方その2] ペットの動物の骨を残すために

ペット火葬炉の使用方法について

骨を残すために使用する「イソウール」は適切ではありません

ペット火葬炉でペットを火葬する場合には、蓋を開けて炉の中から火葬するペットを置く台を引き出します。その台部分にもセラミックファイバーが取り付けられ、その台のセラミックファイバーの上に網を置き、その網の上に火葬する動物を置いて火葬を行うという構造になっています。

そして、ペット火葬炉業界で一般に行われる方法として、火葬するペットを置く網の上にセラミックファイバーの一種であるイソウールという敷物を敷いてその上にペットを置いて火葬するということが行われています。これは、そのイソウールを敷くことによって火葬されたペットの骨が網の下に落ちないようにするためです。

しかし、火葬するペットと網の間にイソウールという敷物が置かれていることによって
全体に火と温度が回らなくなります。

網の上に直接ペットを置く場合

poin3-3

セラミックファイバーが取り付けられた台の上に網を置きその上に火葬するペットを置いて火葬するのは、それにより台に取り付けられたセラミックファイバーと火葬するペットとの間に網の厚み(約4センチメートル)分の隙間を生じさせ、それにより火葬炉に置かれたペットの下部にも火と温度が及び全体を斑(むら)なく火葬できるようにするためです。

 

網の上にイソウールを敷いてペットを置く場合

poin3-4

ところが、その網の上にイソウールを敷いてしまうと、そこに置かれたペットの下部はイソウールに接することになりその部分には火と温度が及ばなくなり火葬斑が生じることになります。
このように、火葬するペットを置く網の上にイソウールを置くことは、そのペットを適切に火葬するということに適さない方法と言えますが、それだけではなく、ペット火葬炉自体にも影響を及ぼします。

 

イソウールを敷くことで火葬炉自体に与える影響

網の上にイソウールを敷くことによって全体に火と温度が回らなくなり、火葬炉の特定部分、具体的にはバナー付近の側面と天井に火と温度が及ぶことになり、セラミックファイバーの熱が加わると膨張と収縮という性質が劣化し、その部分が膨張と収縮をしなくなる事態が生じ得ます。

そのようなことになれば、火葬炉自体の耐久性にも影響を及ぼすことになります。

イソウールを敷かずに小動物の骨を残す方法を考える必要があります

ステンレスパンチという器具の使用

上記に述べたように、ペットの火葬を適切に行い、また、ペット火葬炉にも悪影響を及ぼさない火葬方法は、イソウールを用いることなく、網の上にそのまま火葬するペットを置いてその火葬を行うことであると言えます。

その場合には、確かに、(小さなペットなどはその骨も小さくなりますので)火葬したペットの骨が網の隙間から落ちてしまうということが生じる可能性があります。

これを防ぐためには、ステンレスパンチという器具を用いれば火葬したペットの骨がそのまま残すことができます。

火葬炉のペットを置く場所の写真

小動物に合ったサイズの台の使用

弊社では、インコやハムスターなどの小動物を火葬する場合にその小動物に合ったサイズの台を製作しており、それを用いれば火葬した小動物の骨がそのまま残りますし、このような小動物を火葬した場合に骨が飛ぶということもなく、そのままの姿で骨を残すことができます。

このように、ペットの火葬にあたって、網の下に火葬したペットの骨が落ちない、小動物のペットの火葬の場合に骨が飛ぶということに対しては、適切な器具(弊社のようにこれを製作するなどして)使用することによって対処できることです。

したがって、ペットの火葬自体にも、また、ペット火葬炉の耐久性や性能にも影響を及ぼすイソウールを使用してのペットの火葬は、弊社は、お勧めできないものと考えています。なお、付言いたしますれば、どうしてもイソウールを用いてペットを火葬する場合には、できるだけ全体に火と温度が及び易くするために、薄手のイソウールを用い、そのイソウールも火葬するペットの大きさのものを使用するようにしていただければと思います。

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