【ペットを売らないペットショップが当然になる訳】
[動物愛護管理法の規制は年々強化されている]
ペット(愛玩動物)を含めて動物を保護するための包括的な法律が動物愛護管理法である。
動物の命の尊厳を守るべしとする世論の動きとともに、動物に対する悲惨な事件がたびたび明るみに出るなかで、
動物愛護管理法の規制は年々強化されてきている。
そうした動きの1つが2021年6月1日から導入された犬猫を扱うペット業者の繁殖・飼育方法に飼育頭数の上限やケージの広さなどを規定する「数値規制」である。
導入は準備期間を考慮して段階的に進められている。
これにより、ペット業者は大きめのケージを設置する必要がある。
ケージの広さは「犬猫とも縦は体長の2倍以上、横は1.5倍以上」「高さは犬が体高の2倍以上、猫が3倍以上」としている。
ケージの変更がスペース等の問題でできず、犬猫の販売をやめる業者も多くなってきている。
逆に、まだまだ「数値規制」を守っていない業者が存在するのも現実である。