「ブラインドボックス」を皆さんご存じでしょうか? ブラインドボックスとは、購入して箱を開けるまでは何が届くか分からない商品で、中国の若者に人気となっています。 何が出てくるか分からないという点では「ガチャガチャ」に似ていてワクワクしますね。 しかし、このブラインドボックスに生きた犬や猫を入れた「動物のブラインドボックス」が中国で流通していたことが分かり、問題となっています。 中国のメディアによると、生きた犬や猫は約160匹おり、生後数か月の犬や猫もいたそうです。 梱包された箱から犬や猫を出してボランティアがご飯を与えたり、看病を行いましたが、すでに死亡した犬や猫もいて、道端に捨てられていたそうです。 中国のネットでは「人間のやることではない」などと批判が殺到しています。 これを受けて中通は5月4日に問題となった場所の業務停止や研修の改善などを行うと発表しました。 生きていた犬や猫は5月5日、救助センターに移され、現在治療を受けているとのことです。 生き物には命があります。 今回のように動物を「物」として扱うことは、悪意がなくても許される行為ではありません。 動物に接する一人一人が、責任やマナーを持つことが必要になると考えます。