気温の低下はペットにも影響を与えるため、獣医師は温度管理に気を配るとともに屋外の寝場所に毛布を追加するなどして対応してほしいと呼びかけています。
東京・西東京市で動物病院を営む東京都獣医師会の中川清志副会長は、ペットも寒さへの対応は必要で、特に高齢や基礎疾患がある場合は温度変化の影響をより受けやすいので注意が必要だとしています。
そして、寒さやペットの種類などに応じて室内で飼育している場合は暖房で調整したり、屋外の場合は寝る場所の毛布を一枚追加したりして対応してほしいとしています。
また、犬の散歩については、寒さが厳しくても犬にとっては習慣的なものでもあるので、ストレスをためないためにもなるべくふだんと変わらずすごすことも大事だということです。
一方、猫の場合は、冬場の室内の乾燥で膀胱炎になることもあるので水分の摂取に気を配ってほしいとしています。
さらに、ケージで飼育するハムスターなどは、寒い場所は避けて室内の暖かい場所にケージを移動することが大事だということです。
中川清志副会長は「寒いからといってもいつも履き慣れていない靴や服を着させたりすることはストレスになるかもしれないのでペットの様子をよく見て対応してほしい」と話していました。