ペットにも熱中症があることをご存じですか。 保険会社の調査によると、熱中症は5月から8月にかけて急増しているようです。 ペットの熱中症の症状として初期症状はハァハァと息が荒くなる、よだれが垂れてくるなどがあります。 悪化すると、吐き気がでてきたり、ぐったりすることがあります。 更に悪化すると意識を失ってしまったり、元々心臓が弱いペットは呼吸機能が低下し重症化しやすくなります。 犬の中では特にブルドッグやパグなどの鼻が低い犬種は、気道が狭いため体温調節が難しく熱中症になりやすいです。 また、うさぎやモルモットなどの小動物も熱中症になりやすいそうです。 では、熱中症への対策はどうしたらいいでしょうか。 まず1つ目に、お散歩は早朝か日没の時間にすることです。 真夏では日中のアスファルトは60度を超えることもあり、人より体高が低い動物は頭上からの暑さとアスファルトの影響を受けやすいです。 そのため気温が低い早朝か日没にお散歩するようにしましょう。 2つ目は車の中での留守番は避けることです。 真夏は車の中がすぐに高温になります。 そのため短時間であっても車の中にペットを残すことはしないようにしましょう。 3つ目は水の置き場を増やすことです。 ペットによっては普段から水を積極的に飲まない習性があるため、水の置き場を増やすことで意識をさせるようにしましょう。 4つ目は室内を適切な温度に保つことです。 いくら室内といってもクーラーをつけず、閉め切ったままでいると家の中でも熱中症になることがあります。 そのためクーラーをつけたり、カーテンを閉めて日差しを避けることが効果的です。 しかし、これらの対策をしても熱中症になることはあります。 ペットの熱中症に気づいたら、体に水をかけて冷やす、冷たいタオルで体を覆う、保冷剤や氷などで首や足の付け根を冷やすなどの簡易的な処置をしてすぐに病院へ向かいましょう。 自己判断は危険です。 これから、どんどん気温が上がりペットには過ごしにくい気候になるため飼い主の方が気づくことが大切です。 熱中症かな?と感じるときは是非今回の記事を参考にして下さい。